監修:大阪大学大学院医学系研究科
腎臓内科学 教授 猪阪 善隆 先生
現時点では、高カリウム血症を対象とした治療ガイドラインはありませんが、日本腎臓学会「エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン2018」1)では、
血清カリウム値の具体的な管理目標として「4.0mEq/L以上、5.5mEq/L未満」を推奨しています(図1)。
治療は、致死性の不整脈などが認められる高度高カリウム血症に対する緊急治療と、慢性期の高カリウム血症に対する治療にわけられます。
総死亡、CVDの発症を抑制するためにCDK患者の血症K値を管理することは推奨されるか?
推奨
総死亡、CVD の発症を抑制するためにCDK患者の血症K値を管理するよう提案する具体的な管理目標としては、血症K値4.0mEq/L以上、
5.5mEq/L未満で
リスクが低下するC2。
【解説(抜粋)】
- ●血症カリウム値が高い場合の管理は、下記により4.0mEq/L以上5.5mEq/L未満に管理することを推奨する。
- ・RAAS阻害薬の調整や代謝性アシドーシスの補正
- ・食事指導
- ・カリウム吸着薬の処方
- ●コントロール困難な場合には、腎臓専門医・専門医療機関への紹介を検討する。
CKD:慢性腎臓病、CVD:心血管疾患
引用文献
1)日本腎臓学会 編. エビデンスに基づくCKD診療ガイドライン 2018. 東京医学社, 東京, 2018.